こむらがえりとは筋肉が突然激しい痛みとともに痙攣(けいれん)する症状です。
寝ている最中にこむらがえりの激しい痛みに襲われた経験はありませんか?
寝ている間に突然数秒から数分にわたって激痛が走る。
妊娠中や高齢者に起こりやすいとも言われています。
脱水症状にも注意!
激しいスポーツを行ったことによる発汗で。
また下痢や利尿剤の服用によって脱水症状を起こしたときに、カルシウムやマグネシウムなどの「電解質」と言われるミネラルがバランスを崩した際にも発症します。
腎不全や肝硬変などの病気が隠れていることも
こむらがえりを頻繁に起こす方が、腎不全や甲状腺機能低下症、肝硬変などの病気が潜んでいる可能性があることがあります。あまりに頻繁にこむらがえりを起こす方は病気が隠れていないか病院を受診することをお勧めします。
以前こむらがえりを頻繁に起こしていたクライアント様が病院を受診した際、糖尿病予備軍であることがわかりました。肝臓や腎臓の状態もあまり良好ではなかったので、病院へ受診しながら臓器の健康を取り戻していったことがりました。
栄養失調状態、ミネラル不足
カルシウムやマンガンといった微量元素は筋肉の収縮を調節します。
マグネシウムは筋細胞の電気エネルギーを正常に保ち、体内のカルシウムの流れを整える働きをします。
こむらがえり対策におすすめな食べ物
こむらがえりを発症しやすい方は、カルシウム、マグネシウム、マンガンなどの必須ミネラルが足りていない可能性があります。下記に挙げるカルシウムを多く含む食材を上手に取り入れてこむらがえり対策をしましょう。
おすすめの食べ物
干し海老(エビ)、小魚、バジル、タイム、セージなどのハーブ類
ひじきなどの海藻類
豆類、パルメザンチーズ、ごま、かぼちゃ、ひまわりなどの種子類
カルシウム不足傾向のある方は他にも下記のような症状があります
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、疲れやすい、アレルギー、腰痛、関節痛、うつ症状、不眠傾向、認知機能低下など
チェックポイント!
カルシウム不足は甘いものの取りすぎや炭酸飲料の飲み過ぎにも注意が必要です。
またビタミンD不足(太陽に当たらないこと)、ストレスなどによって体内から消耗されてしまいます。
しっかり栄養をとり、水分摂取(特に水を推奨)を心がけましょう。
妊娠中のこむらがえりに
妊娠中の辛いこむらがえりには、乳酸マグネシウムや、クエン酸塩、また漢方薬「芍薬甘草湯」が効果があると言われています。
病院の先生に相談しながら、自分に合った栄養をしっかりとっていきたいですね。